②ガン末期

A病院の地域連携室です。現在、緩和ケアで入院中の患者様ですが、ご家族と一緒に一時外出を希望されています。お薬の管理や痛みのコントロールが必要ですが、そちらの付き添い看護サービスで対応可能でしょうか?

ご連絡ありがとうございます。痛みのコントロールやお薬の管理も含めて、看護師が同行し、安全な外出ができるようサポートいたします。

ありがとうございます。ご家族も安心できるようにしたいので、具体的なサービス内容や流れを教えていただけますか?

もちろんです。まず事前に患者様の状態を確認し、必要なサポート内容を打ち合わせさせていただきます。当日は、看護師が患者様の自宅まで同行し、痛みのコントロールや必要なお薬の管理を行います。医師の指示書が必要です。何か他にもご質問があれば、お気軽にお知らせください。

どんなことで悩んでいましたか?

高齢がん患者の一時帰宅には、医療用麻薬やインスリンの管理、急変時の対応、移動や自宅での安全確保、家族のサポート不足、感染症リスクといった課題があります。公的保険ではこれらのニーズを十分にカバーできないため、支援体制の限界を感じることが多いです。その中で保険外看護サービスは、患者の心身の安らぎや家族の安心感を提供する貴重な選択肢となります。

ご利用の流れ

病院担当者との打ち合わせおよび面会
まずは、病院の担当者と患者様の状態や一時外出の目的を確認し、必要なサポート内容を打ち合わせさせていただきます。打ち合わせ時に、患者様と直接面会し、状態の確認やご希望をお伺いします。
医師の指示書の確認
医師からの指示書を取得し、患者様の症状や必要なケアについて確認します。これにより、安全かつ適切なサポートが可能となります。
契約の締結
サービス提供にあたって、利用契約を締結します。契約内容には提供するサービスの詳細、料金、利用条件などを明確に記載します。
当サービスは前払い制となっており、ご入金の確認後に提供を開始いたします。
サービス提供の準備
打ち合わせと指示書を基に、具体的なサポート内容を決定し、患者様の自宅で提供するサービスを準備します。
看護師の同行とケアの提供
看護師の同行とケアの提供当日は、指定された時間に看護師が自宅まで同行し、痛みのコントロールやお薬の管理、その他必要なケアを提供します。
当サービスは前払い制となっており、ご入金の確認後に提供を開始いたします。
終了後の報告とフォローアップ
一時外出後、担当者に患者様の状態を報告し、ケア内容の確認を行います。必要に応じて、次回のサポートや追加のケアの調整を行います

まとめ

ガン末期で余命が限られていた患者様にとって、この一時外出が最後の機会となりました。看護師によるきめ細やかなサポートと適切な医療管理で、トラブルや急変もなく、患者様はご家族や近所の方々、孫との楽しい時間を自宅で過ごすことができました。病院に戻る際も、最後の時間を穏やかに過ごされたことが、患者様とご家族にとってかけがえのない時間になったと思います。

患者様にとって、あれが最後の外出になってしまいましたが、家族と共に楽しい時間を過ごしていただけたこと、本当に良かったです。

患者様とご家族が穏やかに過ごせるようにサポートできて、とても意義のある時間でした。

本当にありがとうございました。ご家族も喜んでいましたし、患者様も安心して過ごせたと思います。余命が限られている中で、このような機会を提供できたことが心からありがたいです。

患者様にとっての最後の外出を大切にサポートできたこと、私たちもとても幸せに思います。ご家族にとっても、心に残る大切な思い出になったと思います。